心癒される、愛される、そして夢を呼び語りかける存在・・・。
そんな人形を作りたいと思い、日本人形、市松人形、そして雛人形へと
人形着付師としての道を歩んでまいりました。人形づくりのコンセプトを
技と感性の合作による付加価値の高揚と位置付けました。今、経験豊かな人材、
個性のある若い人材が集まり、私はその主宰として工房を取りまとめていこうと
考えております。私に課せられた使命は、この日本のよき伝統行事である「お節句」と
それに携る職人達の技をいかに伝えていくことなのです。「心・愛・夢・技」のテーマのもと、今度とも可能性の広がりを目指し、人形づくりに情熱を傾けて行きたいと思っております。
1943年大阪府大阪市生まれ。
母である初代小出愛(めぐみ)に師事し、人形の教えをうける。
1973年、二世を継ぎ、松寿(しょうじゅ)と名乗る。
日本人形から市松人形、雛人形へと、様々な人形製作に取り組む。
埼玉県コンクールにて文部大臣賞受賞。
大阪工芸展にて近畿通商産業局長賞受賞。
また日本人形協会節句人形工芸士展にて金賞、優秀賞を受賞。
その他、数多くのコンクールで入賞している。
また、その長年の功績に対し2014年に
大阪府優秀技能者(なにわの名工)に認定、
2018年には大阪府産業功労賞を受賞した。
現在も人形工房松寿の主宰として、
新たなる人形製作に情熱を傾けている。