1965年、愛知県名古屋市生まれ。
幼少期に東京都足立区に転居し、そこで日本人形と出会う。
人形に対して興味を持ちつつ、早い時期に人形師になることを志したという。
その志は小中高大学と変わる事無く今日に至っている。
学生時代は歌舞伎など日本の伝統芸能や伝統文化の研究に勤しみ、並行して人形専門店や頭師・人形製造元を訪ね歩き知識を蓄えていった。
大学卒業後は百貨店勤めを経て節句人形販売の道に進み、その傍ら古典京雛や昔人形の収集研究を行う。彼の近代人形の知識は業界屈指のものである。
1995年、小出松寿に師事し「工房松寿」にて衣裳着人形の製作技術を学ぶ。その努力が実り、師より「酒井一翔(いっしょう)」の号を授かる。
2004年、節句人形工芸士に認定され、2009年には工芸士展において
「銅賞」を受賞。 現在は製造部長として「工房松寿」の中心メンバーとなり、
より一層の活躍が期待されるところである。
職人紹介
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大第九号(2004年 (一社)日本人形協会より節句人形工芸士に認定)
工房製作部長 雛人形製作担当酒井 一翔 Isshou Sakai(本名:酒井輝一)
【経歴】